オフィシャルブログ

日別アーカイブ: 2020年1月31日

ブルゴーニュのA.O.C ② / Bourgogne A.O.C

前回はブルゴーニュの格付けを4つご紹介しました。

今回はもう少し掘り下げて見たいなと思います。ではブルゴーニュっていうけど、実際にどんな地域があるのか?(青森県の中に弘前市、青森市、八戸市などがあるように)をあさーく解説できればなと思います。

フランス北東部にあるこちらの地域、ボルドーとともに4世紀には銘醸地としての名声が確立されていたようです。販売量の50%のワインは輸出されていてフランスのワイン産地の中で輸出比率が最も高い地域です。(ちなみに日本は数量、売上ともに第3位のマーケット)

では、早速地域の名前が北からこのようになります!

シャブリ地区


そう!シャブリです。聞いたことある人も多いんじゃないですかね?美味しい白ワインがたくさんあります。 (値段に見合わないのもたまにあるみたいですが…)

 

グラン ・オーセロワ地区


ブルゴーニュでは珍しく、ソーヴィニヨンが使えるA.O.Cがあります。また、何かウェブの記事で拝見したのですが、日本が誇る巨匠ソムリエがシャブリの赤をくれというお客様に対してどういう対応をするか?みたいな記事で結果、シャブリにはないけど近隣のこのエリアでは赤ワインのA.O.Cがあり、お客様はよくこんなソムリエでも知らないことをご存知ですね!!とコミュニケーションを取り、ただ生産量が少なく、自分のお店にはないので、代わりに特徴の似たタイプのワインを提案するという記事を読みました。本当に素晴らしい接客だと思います。おそらくお客様はあまり知識が無かったのだと想像できますが、それを否定することなくお店で提案できるものを提案する。僕が以前働いていたホテルの「Noとは言わないサービス」にも通じていてすごく好きな記事でした。話はそれてしまいましたが、この地域に今お伝えした赤ワインを作れるIrancy(イランシー)というA.O.Cがあります。

 

コート ・ド・ニュイ地区


詳しくは別の機会にもう少し掘り下げますが、非常に優れたワインができる地域です。かの有名なロマネコンティもこの地域で作られております。ブルゴーニュのA.O.Cの最上級のグランクリュ もこちらに集中してます。作られているワインの約90%が赤ワインです。

 

コート・ド・ボーヌ地区


コート・ド・ニュイに比べて傾斜が緩やかな丘陵の斜面に畑が広がっており、白ワインの生産量が約40%とコート・ド・ニュイよりも多く、世界に知られた白ワインのグランクリュ が集中しています。

 

コート ・シャロネーズ地区


コミュナルのA.O.Cが多い。場所によりプルミエクリュもあるが、グランクリュ はない。ブルゴーニュの村の中で唯一、アリゴテというブドウ品種に認められたA.O.Cがあります。

 

マコネ地区


ブルゴーニュの北の地域に比べると少しだけ温暖でシャルドネというブドウ品種に適した土壌で85%くらいは白ワインが作られている。

 

ボージョレ地区


そう、ボジョレーヌーボーもこのブルゴーニュの地域のものです!主にガメイという品種から赤ワインが作られております。ボージョレーヌーボーのイメージが強いと思いますが、色々なタイプの味のワインがあります。僕ももう少し勉強し直さないとなぁと思ってます。

 

こちらが地区名になります!なんか聞いたことあるな?とか逆に日本ではあまり有名じゃないんじゃないかな?なんて地域もあります。一言でブルゴーニュと言ってもやはり、広いですし色々あります。少しづつお店で見つけて味見なんかして好みのものが見つけられるといいなと思います。書きながら、自分も色々と思い出したり、抜けてた部分を再確認したりです!次回はコート  ド ニュイをもう少し掘り下げようと思います!!